2023
03.24
03.24
人生の中で出会う課題
現代は、人生で出会う課題を、見つけて、調べて、解決することが求められる時代である。
日常の関心を一歩前に進め「対話」を通じて学びを広げていく必要がある。
これは22年度から展開される高校の総合的な「探究の時間」の説明*1であり、人が幸せになるための一つの態度を示している。
現代は「探究すること」と「生きていくこと」が分けられない社会であり、探究や研究とは特別な発見や発明ではなく「自分の人生の中で出会う実際の課題を、知的な探究の対象として、さまざまな知識とスキルを総動員してなんとか解決しようとすること、そしてそれを、のちの自分のために、他の人のために、整理して再び知識やスキルとして保存していくことだといえる。
職業生活やマネジメントを実践することも同じではないだろうか。
マネジメント上で出会う課題を、見つけて、調べて、解決していく。
横並びで皆が真似すべき唯一正解モデルは無い。
日常の関心を一歩前に進め「対話」を通じて学びを広げていく必要がある。
眼の前の相手と共に進めていくものである。
ゆとり世代などと、時の教育制度や内容を揶揄するだけでなく、これは昭和世代こそあらためて必要な態度能力ではないだろうか。
「予測困難な社会の変化に主体的に関わり,感性を豊かに働かせながら,どのような未来を創っていくのか,どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え,自らの可能性を発揮し,よりよい社会と幸福な人生の創り手となる力を身に付けられるようにすること(平成 28 年 12 月の中央教育審議会答申)」
<参考>
河野哲也(2021)『問う方法・考える方法「探究型の学習」のために』ちくまプリマー新書
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