2024
09.09

IE着眼点からIot/ AI活用までの道のり


製造現場で日常的に取り組まれている改善活動や現状分析に IoT/AI を導入して見える化を促進する技術に期待がかかっている。しかし多くの企業で導入方法に課題を抱えているようだ。

例えば、堀川(2023)によれば、センシング技術や動画解析の進化に伴い「様々な分野で可視化技術の導入が進んだものの、実証実験で終わる事例が多いと聞く。著者も、当初の研究目的であった作業者行動の可視化技術の開発のみでは製造現場に受け入れられず、対象領域で既に培われている知見や経験に IoT/AI がどのような役割を果たすのかを考えるようになった。また、これらの取り組みが生産性や品質の向上に関わるKPI に影響を及ぼすには、レイヤーを工程・ラインへと拡張する必要がある。すなわち、人に加えて物や機械を含めて工場の状態を把握する技術開発を行う必要がある」と述べている。

 

参考論文:堀川三好. (2023)「 工程改善のための作業者行動の見える化.」In IEICE Conferences Archives. The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers.

論文内出典:[12] 日本インダストリアルエンジニアリグ協会編(2021)「実践IEの強化書」日刊工業新聞社

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