2023
11.24

「だったら、俺を捨てていけ」


このような経験はありますか?

 

優秀な部下と意見の違い。路線をめぐっての論争。確かに彼の言い分にも理がある。しかし、自分の考えも悪くない。だが説得しきれない。相手が一筋縄ではいかない人物だから。

ここで一番マズイのは[路線対立]したままで組織が動き出すことだ。そこで窮余の一策。文字通り捨て身のセリフ。

『おまえがそこまで言うなら、俺を捨てていけ』

この言葉でようよう部下が妥協してくれる。ぎりぎりの一致点を探して前進開始となる。

 (中略)

大切なのは組織の心理的共闘感だ。”ともに戦う”という高揚感こそが組織力を高める。

——– 生嶋誠士郎(2007)『暗い奴は暗く生きろ -リクルートの風土で語られた言葉』新風舎 より抜粋

 

状況によっていろいろ解釈はできようが、これは上司から先に投げてしまう「大技」である。

妥協を相手に任せることはできるのが、部下が優秀であるからこそか。

 

他方、妥協せず部下が上司を捨てていくこともあろう。一人ではなく多くの部下がそう思っていればそれは上司(組織)への反乱となる。

俺は捨てられるのだ。

皆さんは、上司や組織を捨てた経験はおありだろうか?

 

解説するより、今回は皆様のご経験をお聞きしたいのです・・・。

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